【クリーニング講座】知られざる包装袋編 裂けにくい材料 ポリエチレン
こんにちは!
cleaning-naviです。
前回はポリプロピレンについて説明しました。
今回はポリプロピレンが裂けるときに使うもう一つのビニール
『ポリエチレン』
について解説していきます!
目次
- ポリエチレンとは
- ポリエチレンの長所・短所
- ぶっちゃけどうなのポリエチレン
1 ポリエチレンとは
そもそも、普通に生活をしていてポリエチレンを知っている方って少ないんじゃないでしょうか?
僕も、この業界に入るまでは知らなかったですしねw
ポリエチレンは平たく言うと『石油製品』です。
ポリプロピレン(PP)と大差ないです。
レジ袋とかよくこのポリエチレンが使われていることが多いですね。
そういう意味では、触れる機会が多い商品じゃないでしょうか?
業界用語的に言うと
Pポリ Eエチレン
『PE』 と呼ばれる素材ですねw
2 ポリエチレンの長所・短所
ポリエチレンの長所・・・
【クリーニング業界ではスタンダードな包装袋。
割と透明で強度がある。さらに柔軟性があるため、袋にしわができにくい。
たたんだ商品の包装に使われることが多い】
ポリエチレンの短所・・・
【素材自体に光沢がない。
PP包装に比べて張りが少ない。
埃除け・運搬に使われることが多い。】
ポリエチレンの長所と短所です。
見分け方としては袋を引っ張って伸びる半透明のビニールがPEです。
PPと比べるとくすんだような感じですね。
布団を入れる袋なんかがPEを使うことが多いです。
重い商品を入れるのはPEでないと裂けちゃいますからね。
3 ぶっちゃけどうなのポリエチレン
業界的なことですが、使用量は確かに多いのはポリエチレンで、
ポリプロピレンと双肩をなすといっても過言ではない消費量ですね。
しかし、最近ではPEを使う店舗が減ってきているのも事実です。
ポリエチレン自体が使い勝手がいい商品であるのは間違いないです。
でも、現代においては付加価値を求められる時代ではなかなか難しいのではないか
というのが僕個人としての感想です。
いつかは、PEを使うクリーニング屋さんがへっていくんじゃないかと
勝手に危惧しています。
クリーニング屋さんがこだわっている透明度という問題を抱えているPEなので
代わる商品が台頭してきているのも事実です。
これから、まったくどうなるのだろうかと読めない商品です。
皆さんに知っていただきたいことを1つ付け加えると、悪い商品ではないということだけ認識してくださいね!
PEも原油でできている高価な商品です。
決して安いものではありません。
駄目だというわけではないですが、クリーニング屋さんによっては使ったり、使わなかったりがあるということです。
ちなみに、このPEも家で早急に破棄してくださいね。
〈ダイオキシン〉は発生しないのでご安心くださいw
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